思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

国鉄のディーゼル化


☆☆☆★

蒸気機関車の時代も終わり、ディーゼル機関車が普及したころ。国鉄の宣伝映画として作られた(かどうかは知らないが、少なくとも実質的には)作品。30分ちょっと。
走行シーンをとっても、カメラを車台につけるのはもちろん、先頭車から自撮り棒みたいな感じでカメラを置かないと撮れないようなカットもあり、かなり凝っている。
また、予想外に萌えたのが、機関車の建造工場のシーン。撮影のために(画面映えのために)人を集めたのか、団塊の世代の高度成長だから、それだけ需要があったのか、はたまた国鉄労組のパワーでそれだけ工員がいたのか、とにかく画面に10人くらいが働いているのだ。また、エンジンなどが切削されたり、部品が組み合わさる画は、まるでガイナックスのアニメか、東宝特撮映画の1シーンのようだ。いや、特撮映画がこれ系の映像を取り入れてリアリティを出してるんだろうけど。