思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

マルコヴィッチの穴

☆☆☆

公開当時から、強烈なポスタービジュアルは一眼見たら忘れられなかった。
世の中のヘンな映画選手権をするなら、間違いなくリストアップされるであろう一作。なにしろ、設定、登場人物(俳優)、展開の全てがヘンなのだ(^^;)
まずは人形劇でもないのに、超リアルな芝居(動きができる)の人形劇から始まるのがヘン。売れない人形師が主人公なので、その紹介も兼ねている。
人形師としては食っていけないので働くことにしたのだが、求人に応募して尋ねた会社は、とあるビルの7 1/2階にある。おまけに、エレベーターのボタンはなく、7階と8階の途中で停止ボタンを押して、バールでこじ開ける。後に理由が語られるのだが、建設当初からあるんだから、ボタンをくらいつけるやろ?!
そこはフロアの天井高が半分しかないので、賃料が安いんだとか。すわったらいいが、立っている人は身体を傾けないといけない。ヘンだ(^^;)
主人公もボサボサの、『インディペンデンス・デイ』の博士みたいな髪型で、それ以外でも、どっかで見たことある……と思ってたが、エンドロールでジョン・キューザックだったか!? あとはその妻役でキャメロン・ディアスが出ているが、髪もボサボサでちゃんとブサイク(に見えるのは私だね?)、冴えないカップル感満載(^^;)