思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ジャンパー

☆☆☆★

劇場公開前に、やたら予告編を観た記憶だけはある。そして、全然観たいとは思わなかったことも。
だって、予告編からは、普通の男が瞬間移動の能力に目覚めて、地中上のどこへでも行けるようになるまでの話しだと思うじゃない? ま、そうミスリードするように作ってあるのだけど。映画としては、そうあるべきだよな、という内容になっている。
普通のアクション映画というか、マーヴェル映画のひとつ、と言われても違和感はないレベルの内容。

以下ネタバレ

予告編で隠されていたのは大きく2つ。もう一人のジャンパー存在と、能力者を捉えようとするサミュエル・ジャクソンらの勢力だ。『ドラえもん』のタイム・パトロールならぬ、空間パトロールというところか。作中ではパラディンと呼ばれている。自らはテレポートできないが、グフ・カスタムのようなヒートロッドで、ジャンパーの能力を封じる事ができる。
冒頭からしっかり描かれていた、テレポートの直後には空間こ歪みが残り、そこへ能力が飛び込めば、後を追う事が、できる。
また、移動できるものなら、自分が掴んでいれは同時にテレポートできるので、それを駆使して相手にぶつけるとか、『ジョジョ』のスタンドバトル的な展開も面白い。
なお、やや歪んだ見方として、サミュエルがヘイデンを捉えようとするので、『スターウォーズ エピソード3』のアナザーストーリーを見ているような気にもなれる。でもまあ、やっぱりサミュエルは負けちゃうんだけど。いやそもそも、サミュエルが良い目に遭う映画じたい、あるのか??(^^;)