思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

マスク

☆☆☆☆

観るのは3回目くらい。初見はメチャクチャ面白くて、2回目は全然で、3回目は面白かった。
変身後が『トムとジェリー』ばりのノンストップ・アクションなので、変身前はかったるいかな、と思う。初見時は気にならないのだが、変身後を知っている2回目以降は、そうなる。10年後の3回目なだけに、バランスよく見られたのかも。
マスクは、趙スピードかつ物理法則を無視して物を作り出したり、銃弾すら効かない、完全無欠で、マーヴェルとかに出たら、パワーバランスを崩す事必至の超能力。
おまけに、持ち主のエゴを拡大させるので、倫理にもとるどころか、悪いことも平気でやってしまう。なにせ主人公のくせに、銀行強盗やっちゃうからね。主人公の職業は銀行マンなのに。いや、だからこそ、普段押さえつけられていた欲望が解放される、という展開。
なお、主人公の上司というか、銀行の社長のバカ息子役で、」 『トップガン マーヴェリック』のハングマン役の人が出ていたのにはびっくりした。かなり細いけど。
あとは、主人公の愛犬が、作中の性格も、芸達者ぶりにても、メチャクチャ賢いのには惚れ惚れした。
なお、四半世紀前の作品なので、CGは、現在のハリウッド・クオリティに比べたらCGであることは分かるが、スピーディなアクションと、テンポの良さで、全然気にならない。
あとは、やっぱりジム・キャリーのコメディ演技が素晴らしい。マスクをつけているのに、ちゃんとした変身前の俳優が演じる必然性がある、という店においては、バットマンロボコップの比ではない。