思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

レッド・ホークス 追記

☆☆☆★

本作は、「事実を元にしている」と最初に出てくるが、結構脚色しているような書き方だった。パイロットが死ぬあたりか、最後に大部隊が特殊部隊を助けにきた、というのの、どちらかがウソくさいから、そのへんかなぁ。
ミリオタ的には、ガンマニアなら、メンバーそれぞれに違う銃火器を持っているあたりに注目。航空機派なら、発進シークエンスのF16がメチャ格好良く撮られているのにしびれる。キャノピーは何故かCG。
戦車ファンには、敵の拠点にエイブラムスっぽいのが見えるが、砲塔はそれらしいが、車体は箱っぽくて、最後まで動かない。がっかりしていたら、最後にまさにトルコ軍全面協力の本領発揮で、ホンモノのレオパルド1が続々登場する。
兵士たちの会話も、あからさまにプロパガンダ映画! って感じだが、むしろ清々しい。いや、そもそも、海外ではこういう愛国心高揚のためのプロパガンダ映画が作られるのが当然でしょ? むしろ日本でも作れ! と言いたい。思いつくかぎり、平成『ガメラ』くらい、というお寒い状況。映画関係者は軒並み左翼だから仕方ないんだけど(´Д`)