思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

つつんでひらいて


☆☆☆

なんな、同じく日本映画専門チャンネルでやってるピンク映画みたいなタイトルだが、全然違う。
装丁作家・菊池氏の仕事に密着したドキュメンタリー映画なのだ。
私は本好きなほか、大学で装丁の授業(デザインから、実際に本を作るまで)をやったりしたので、なるほどと感心することしきり。
菊池氏はタイポグラフィーと、紙の質感を主軸にしたデザインをする人。過去の代表作の紹介や、リアルタイムの仕事を追う、そして3年くらいで後進に譲って引退したい、などの展望をインタビューしたりしている。既に独り立ちしている弟子の人のインタビューとかもある。
これ、内容的には、テレビ番組と差がないのだが、テレビと映画の違いは、ナレーションとテロップの量。