思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

恋とボルバキア

☆★

ドキュメンタリー。いわゆるLGBTの人たちを4組くらい追ったもの。
中性的に生きているが、もしかしたら数年後には女になっていたりするかも、という男。
肉体は男だが、ドマイナーな女性アイドル。
一見女と間違われるくらいの、普段は男として会社に通勤している男。
女装が趣味かつ、プロデュースもしている男。
LGBTアイドルグループと称するレズの女は、女として生きている性不適合の男と付き合っている(これがいちばんややこしかった(^^;))。
家族に内緒で女装している中年のタクシー運転手。
まあ、そういう人々を紹介しているだけ、といえばそれだけのフィルム。ちなみに、撮影している(監督?)は少なくとも聞こえる声からすると女性のようだ。
なお、見る前から、こういうテーマだし、ちゃんとオールジャンルを網羅するのか疑問だったが、やはりそうではなかった。肉体は女なのに、男でありたい、という人が出てこなかったのだ。
そもそも絶対数も割合も少ないのか、撮影オーケーが出なかったのか、はたまた監督にそちらへの関心がなかったのか。