2022-07-18 ■ 『蒼天の拳 リジェネシス(3)』 ☆☆☆★良くも悪くも『北斗の拳』のテイストをちゃんと醸し出している。原哲夫が描いていた『蒼天の拳』が歴史もののテイストに堕して(変化して)しまったのとは対照的。この辺は『スターウォーズ』のプリークェルとシークェルの違いと同じかも。 要するにハッタリと絵の迫力だけで引っ張る、というものだ。女性キャラのデッサン狂いは相変わらずだが、ムキムキの男性キャラの迫力は、デッサンの問題を吹き飛ばすだけの迫力がある。こういうのもある種の「マンガ力」と言えるだろうか。