思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

海底大戦争

☆

海底軍艦』みたいな話かと思いきや、子供だまし映画。まあ、敵の海底人の造形を見た瞬間に(映画本編を観ていなくても)それは誰でも分かるだろうなぁ。
主人公も、冴えないダメ男・・・どうせ低予算だから無名の俳優・・・かと思ったら、千葉真一?! 若い時の千葉ちゃんは全然オーラないなぁ(´д`)
リップシンクを見ていると、どうやら日米合作のようで、外人俳優が日本語吹き替えされているのは当時の常道だとしても、千葉ちゃんもどうやら英語で撮影しているらしい。
最初のうちは違和感だったのが、中盤以降はもう天丼ギャグにしか思えなかったのが、外人キャストが千葉ちゃんの役名を呼ぶときの呼び方。下の名前じゃなくて名字なのだ。「ミスター・アベ」とか「シンイチ(どうも下の名前は設定されていない?)」じゃなくて、どんな時も「アベ、アベ」というのは笑えて仕方ない(^_^;)
裏切った人間の科学者の協力もあって、半魚人型の水中用サイボーグへの改造手術を行う、というストーリー。「労働モード」とか「停止モード」とか、つまみをひねるだけで全ての半魚人を操れる、という大雑把さ。
主人公二人も改造されかけて、全身が日焼け後の火ぶくれみたいな状態になるが、敵を壊滅したら、いつの間にか治療されている、というご都合主義。

1966年 日本・アメリ