☆☆☆
アメリカ映画、分けても「大味大作の大家」エメリッヒ作品なので、ドラマパートははなから捨てて観た。
それでも気になったのが、日本人俳優のショボさ。浅野忠信、豊川悦司、國村隼という堂々たる面々なのだが、セリフが棒読みに見えるのは、喋るスピードが遅すぎるのかな？ もちろん、日本語に英語で答える、なんてシーンはないのだが。英語が早口なんだから、日本語を普通よりゆっくり喋ると、余計に愚鈍に感じるのに……。もしかして、日本人を貶めるための悪意？？ いちおう、脚本や構成としては、誰が見ても日本が悪者、とはされていないところは好感がもてなくはない。
肝心の兵器関連シーンは、それほどの超大作としての予算はないそうだが、メカフェチ的には十分に見所満載。戦術的には空母の甲板すれすれまで垂直降下して爆弾を落とすとか、首を傾げるところもあるが、まあ映画的演出ってことで。エメリッヒにしては真面目に作ってる方(^_^;) 雷撃時には、スクリューが回ってから落とすとか、発見もあった（鵜呑みにするのは危険？）。
完全にモデラー視点だが、本作のメカはチッピングやヤレ等のウェザリングはほとんどない。質感としては十分だけど。
2019年 アメリカ
