思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

コスモボール

☆☆

簡単にいうと、ジュヴナイルSFもの。月が破壊されて、地上も衰退した未来、人々はコスモボールという4人対4人の超人サッカーに熱狂していた。けっこう『アリータ』に似ている。
アヴァンタイトルでマンガ的な表現があるので、ロシアのマンガが原作なのかな?
色んな競技場でエイリアンが登場するところは、『スターウォーズ エピソード2』あたりの雰囲気にも近いかも。なんと取り柄もない青年が、実は悪の権化の遺伝子を持っている、と言う『ウルトラマンジード』みたいな設定。ストーリー自体は完全に子供向けと言っても過言ではない。別にエイリアンだが人工物との融合でアーマーをまとうと言う設定だけをどうこう言っているのではなく。
スターウォーズ』とマーベル映画と『アリータ』を合わせて、ディズニー/ピクサー風味で割ったような感じ。
エイリアンやメカ、美術などの各ビジュアルも、オリジナリティを出そうと頑張っているのはわかるが、取り立てて印象に残るようなものでもない。ある意味ラスボス的な宇宙から飛来する巨大エイリアンが、シロクマのような、ちょっと可愛い感じなのは唯一の特徴と言っていいかも(エネルギー吸収型で、宇宙艦隊を一匹で全滅させる、普通に強い設定)。