思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

戦国群盗傳

☆☆

1937年なので、もしかしてサイレントからトーキーになった直後? 録音や再生環境が不十分で、聞き取れないことを防ぐためなのかわからないが、発音が小学校の学芸会のよう。棒読みスレスレなのが、映画史的には興味深かった。
映画は最初に、盗賊の歌から入る。『七人の侍』の野武士視点のような映画かと思いきや、どちらかと言えば『隠し砦の三悪人』に近い? やたら火付けシーンが印象に残るし。
罠に嵌められた大名の長兄が、盗賊団に身をやつして、民衆には手を出さないことを約束させるあたりは、自体も国も違うが、『ウォーロード』と一緒。

1937年 日本