思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

仁義なき戦い 広島死闘編』☆☆☆

1作目の大ヒットを受けて即製作決定し、3ヶ月に満たずに公開された、という情報を聞くと、前作ほどがんばらなくてもこれで十分では? と思ったりしてしまう。
梶芽衣子が美人なのでとりあえず満足感はある(^_^;) クライマックスで泣く演技(特に声)が素晴らしい。
千葉ちゃんが誰? というところとか、北大路欣也の目ぢからが凄い(白人美女ばりにアイメイクしてるのか? というくらい)とか。
ラストの警察からの逃走劇は、高感度フィルムのせいか、現在の色調調整を施したような幻想的な色の質感になっているのが美しい。
また前作で、萎える要素になっていた、誰かが死ぬたびに「チャララー♪」というブリッジ曲が流れていたのもなくなって、非常に見やすかった。

1973年 日本