思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ゾンビランド


☆☆☆☆

世界中がゾンビだらけになったアメリカで、ゾンビ映画好きの主人公が、ゾンビ映画で学んだ「あるある」をルール化し、それを活かして生き延びる。
『ファイナルガールズ』とか『最終絶叫計画』とかに近い雰囲気。ある意味メタ的な視点が強いので、ゾンビ退治のゴア描写などはキツめなのに、全体的に軽いノリなのも良い。
ゾンビでない登場人物は主人公を含めて5人。序盤で合流するテキサスの、ホーガンみたいなイケイケ親父。中盤に行動を共にする一癖ある女性姉妹。クライマックス前の転機である、某有名人トム・ブラウン。どうも本人らしいのだが、『ゴーストバスターズ』に関係するらしいこと以外は全然ピンとこず、作中の姉妹と同様「誰?」という反応だった(^^;) 『キングスマン ゴールデンサークル』のあいつみたいなゲスト/友情出演か。
クライマックスの遊園地での大量ゾンビとの戦いは、格好つけてスタイリッシュ路線を再現していることもあって、そんな撃ち方で当たるのか、というのと、2度撃ちルールはどうした? というツッコミを入れたくなる。メタ/ギャグとはいえ、ルールに厳格な作品なんだから、最後まで完徹して欲しかったところだ。そうでなければ、「2度撃ちできない?!」というセリフを入れてほしかったところ。