思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

くもりときどきミートボール』☆☆☆☆
宇多丸師匠が絶賛していた、というので観てみた。
ストーリーは、冴えない若者が、珍発明で一躍ヒーローになるが、それが暴走して世界の危機。なんとかガールフレンドと世界を救う、というベタベタなもの。
食べ物が降ってくる、という『晴れ時々ぶた』ばりのシュールなシチュエーションを映像化したわけだが、やはり科学的に考えたらありえないだけでなく、ツッコミところ満載。地面に落ちた食品の末路も、一応ロボットが回収する、という描写があるが、到底納得できず、街がネズミやゴキブリだらけで、悪臭芬々になるだろう。食物が落ちてくるスピードも遅すぎ。確実にプチ隕石並みの衝撃があるだろう。この辺のリアリティレベルはディズニー映画どころか、『トムとジェリー』ばりのアメリカのカートゥーン、テレビアニメ並みなのに、リアルっぽいCGだから、気になってくる。そもそも日本では「食べ物で遊んじゃいけません」という文化・教育なので、その辺が大いに気になるなぁ。
とはいえ、1シーンに1つはコメディが入り込まれているので、子供は飽きないし、子供向けアニメとしては大いに及第点。