思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

トップ・ガンナー

☆☆

ロシア製ステルスS U 50が登場する、ということで観てみたが、最初に「アルバトロス・フィルム」と出たので、一気に萎えた(^^;)
原題も同じということからも、まじめに作るきがないのは容易に窺い知れる。
米軍特殊部隊がロシアのスパイをやっつけてみたら、細菌兵器をもっていて、それを奪還しにやってくる部隊と戦うことになるのは、たまたま米軍特殊部隊が不時着した空港でパイロット候補生だった新米たち。スーパーホーネットでS U 50やハインドじゃないほうのロシア攻撃ヘリをやっつけたり、最後には『ファイアーフォックス』と『ステルス』を合わせて大河原邦男がデザインしたような黒い架空機に乗り込んで、ロシア隊にととどめ。
映画、なかんずくアルバトロスフィルムだから、米軍のライブフィルムを使ったところ以外の兵器のクオリティは高くない。CGモデリングそのものは特に気にならないが、ウェザリングレンダリングは日本映画レベル。また、演出としと、対ヘリ戦、対S U 50戦、どちらに対してもミサイル攻撃なのに、バルカン戦のドッグファイトか?! というくらい近距離で発射するなどのリアリティレベルである。
役者や演技も期待するべくもない。見知った役者がいないのはいいとして、物語の要となるはずの教官役の演技が、いかにも三流アメリカ的で「ダメだこりゃ」と思った(^^;)
そうそう、書くだけ野暮だが、べつにガンナー=ヘリの射撃主の話でもなんでないので念のため。まあ、最後に何故かステルス機でバルカンらしきものを射つのが、無理矢理こじつけられなくはない、という程度。