思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

若松義人『「トヨタ流」自分を伸ばす仕事術』を読む

印象に残ったところ

「何回かやった中で一番短く時間こそが標準である(略)一番短い時間が一番楽なやり方だ(略)同じ作業をやっているにもかかわらず、一番短い時間ですむやり方に比べて時間がかかるのは、まちがいやムダがあるからだ。そこをきちんと分析して、「どうすれば一番短い時間でできるのか」を考えれば、作業は楽になる。」

「不幸にして改悪になってしまっら、またすぐに直せばいい。元に戻すのではなく、もうひとつ直せばいい(略)ムダだらけの従前のやり方に戻すことは、時代が変化している分、以前よりも後退したことになる。「元に戻しただけ」ではなく、「以前より悪くなる」のだ。」
「新しい機械を買ったり(略)すれば(略)仕事は楽になるかもしれないが、その分だけ原価が上がってしまうこともよくある。(略)知恵を使って、作業のやり方を変えたり、あれこれ工夫をした結果、新しい機械を買ったのと遜色ない効果を出せることもある。(略)これが本当の「改善」と呼べる。」