思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ジョジョリオン(26)』荒木飛呂彦
☆☆☆★
集英社ジャンプコミックス

クライマックスの戦いが続く。
虹村京が活躍するが、泰穂との橋渡しという重要な役割だけ果たして、あっさりと退場してしまう。この辺りは、ワムウと戦ったシーザーというより、バイツァ・ダストにやられたしげちー、という感じ。
見えないシャボン玉が透龍に命中する描写は、どこかで見たと思ったら、4部のラストでディオにヒビが入るところだった。
しかし、確かに線は一次元で、数学的には存在しないも同然だが、だからと言って、それがこの世ならざる存在である、というのは無茶苦茶。少なくともハードSFまたは科学、数学ファンなら受け入れられない設定だろう。ただし、回転という現象自体は7部の鉄球や爪の回転をオマージュしたものであり、ジョジョのファンなら、その辺から納得するしかないだろう。