思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

キャリー

☆☆☆

スティーブン・キング原作。
冴えない女子高生のキャリーは、高校生になっての初潮を(クラスメイトに)バカにされたのきっかけに、念動力を身につける。
それには、『ミスト』に出てきたような狂信的かつサイコな母親の影響もありったのかも。
車で会場入りする、どうみても大学生みたいな連中が集まる卒業パーティー? の会場でバカにされたのをきっかけにブチ切れ発狂、会場を大混乱の大両虐殺の場と化す。
帰宅した後は母親を殺し、暴走した果てに家ごと潰れて死ぬ。ちょっと拍子抜け。我が子を道連れに死ぬには、母親は異常すぎるしなぁ……。そもそも元凶が母親だし、ボーイフレンドや親友がいたら、こんなことにはならないわけだし。
どうも、原作はもっとSFチックな結末らしいので、そちらを読んでみようか。

冒頭から始まって、クライマックスの血みどろなど、赤が印象的なテイストは『サスペリア』を連想させる。
物語じたいは、ホラー少女漫画にはありがちな気がするけど。