思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

アルゴ

☆☆☆★

80年代の、イラクでのアメリカ大使館員の救出極秘ミッション。その顛末を描いたもの。とうぜん、実話を元にした映画。
映像も、テレビ映像から入って、当時の映画っぽい、荒い画像になっている。
内容は、あちこちであらすじを聞いていた以上のことはなかったなぁ(´Д`)
要するに、架空の映画撮影をでっちあげて、そのスタッフにしてしまう、というだけ。
CIAのエージェントがハリウッドでの架空映画製作記者会見まで済ませ、単身イラクに乗り込んでから作戦中止を命じたバカ上司ってホントにいたの? とか、飛行機離陸直前に革命防衛隊との追いかけっことか、盛り上げるための英会話的脚色っぽいところとか、どこまで信用できるのか怪しいところも目についたし。
最近まで極秘扱いだったとか、見なくてもいい部分での情報のほうが興味深く、ノンフィクションがあれば、そちらをこそ読みたい。
野次馬的に気になるのが、架空映画アルゴ。まんま『スターウォーズ』のパチモンなのだが、そのほうがイラク人に信じ込ませやすいから敢えてやったのか、本作の映画的に面白いからある種のギャグシーンなのか、どっちだろう?(^^;)