思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

蜜蜂と遠雷
☆☆☆★

宇多丸師匠のを始め、感想動画はいくつか視聴したが、「どいらじ」のそれが一番参考になった。
https://www.youtube.com/watch?v=iQwbcbTPVgc
撮影監督が外人、ということもそこで知って、なるほどと思った。
各地で絶賛されていたが、私的にはいつになったら凄くなってくるのか? と思っていたが、最後まで特に響くものがなかった。もちろん、四者四様の演奏を表現している(ピアニスト、アドバイザー、作曲家)の仕事は素晴らしいとは思ったが。実際に弾いているカットも、スタントダブルではなく、指まで写っているカットがいくつかあり、かなりのところまで俳優が弾けるのも邦画としては素晴らしい。
特に「どいらじ」でイマイチ派の人が言っていたように、音楽家の素養・経験があるかないかが決め手になるかもしれないが。
映画としては、主役である亜夜がコンプレックスを克服するきっかけが、いまいちピンとこなかったのも消化不良の原因。特に、最終選考に遅れてきたくせに一言も謝らないのには怒り心頭(´д`)