思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

バスタード!25

萩原一至
☆☆☆★

いや、作画は凄いけど、ストーリーは全然進んでいない。内容的には、月刊誌1回で済むていど。
映画で例えるなら、ひとカットごとに描くのが普通のマンガだとすると、これは5分くらいの尺を数コマごとに描いているから。
この異常なテンション(緊張感、緊迫感、切迫感、盛り上がり)も、クライマックスで、次巻で終わる、というなら理解できるけど……。
ただ、緻密な描き込みも、CGによるエフェクトがかけられていることもあり、読者には一瞬で見流してしまうタイプの絵なので、まことに労多くして益少なし、の典型(´Д`)まことにご苦労さんとしか言いようがない。逆に、CGじゃないほうが、絵の迫力が増したと思うけどなぁ……。