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『犬神家の一族』
☆☆☆

市川崑作品ということで観た。
確かに春日太一が解説していたように、障子のさんや日本家屋の柱などの四角がめちゃくちゃ目に入ってきた。
また、殺人シーンで突然ハイコントラストのモノクロ映像になる、とかの処理も面白かった。
一度観たはずなのに犯人を全く覚えていなかっただけでなく、真犯人自体もどうでも良く思えた。
まあ、これには原作のせいもあるのだろうが・・・。
ただ、物語的には、スケキヨがほぼ喋らないのが不自然極まりない。彼が最初から喋ってたら事件は起こらなかったんじゃないの？　というのは金田一が事件を全く阻止できないのと並んで誰もが思う疑問では？(^_^;)
後、音楽は大野雄二だが、当時の流行りなのかもしれないが、シンセの音色が安っぽくて、合ってなかったと思う。