思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『T−34 ナチスが恐れた最強戦車』

☆☆☆☆

『T−34 レジェンド・オブ・ウォー』公開記念かつそのための予習(いつ観られるか不明だが(^^;))として観た。
冒頭のアヴァン・タイトル。戦場でやられたソ連戦車を前に、新型戦車の必要性を説く軍人。そこからの戦車の図面をバッグにしたオープニングが格好いい。原題は英語にしたら『tank』かな?
本編が始まるとすぐ分かるが、本作はなんと戦車工廠としと有名なハリコフからモスクワまで、パレード(?)に加わる為に、戦車が自走する、ロードムービーなのだ。そもそも、千キロも燃料補給なしで戦車が自走できるわけないでしょ? いちおう、史実を基にしている、とあるのだが、プロパガンダじゃないの……??
まあそれは置いといて、どこがどう、とは言えないのだが、本作は何故か面白いのだ。女性技師がでしゃばりすぎなのが個人的に鼻につくが(^^;)
戦車ものとしては、最初は、最新兵器秘匿のために砲塔を後ろ向きにした上でホロをかけて、盗賊にトラクターと間違えられるくらいダサダサだが、中盤から砲身を出して走るようになると、普通に格好いい。最後に行くほど格好良くなるのも映画構成として上手いところで、ドイツのバイクをロープごと引っ張り回したり、広場でドリフトしたり。
ちなみに、広場ではKV2も隣にいるので要注意!(^^;)