2019-12-17 『逆説の世界史(3)』 井沢元彦 ☆☆☆☆ 小学館前半は、インドにおける仏教がなぜ衰退したのか、その誕生前後から探る。前はバラモン教よりも前から、後は日本の鎌倉仏教までを扱う。 後半は、ギリシア&マケドニア史。アレクサンダー大王の遠征や、ギリシア北部であるマケドニアについては、ギリシアやローマではないので馴染みがなく、興味深かった。「寿司屋では白米のことを「シャリ」と呼ぶが、これもその形状が細かく分割された仏舎利に似ているからである。」「全員一致を原則とする方式が「直接民主主義」である。」