思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『逆説の世界史(3)』

井沢元彦
☆☆☆☆
小学館

前半は、インドにおける仏教がなぜ衰退したのか、その誕生前後から探る。前はバラモン教よりも前から、後は日本の鎌倉仏教までを扱う。
後半は、ギリシア&マケドニア史。アレクサンダー大王の遠征や、ギリシア北部であるマケドニアについては、ギリシアやローマではないので馴染みがなく、興味深かった。

「寿司屋では白米のことを「シャリ」と呼ぶが、これもその形状が細かく分割された仏舎利に似ているからである。」

「全員一致を原則とする方式が「直接民主主義」である。」