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『乙女戦争(9)』
☆☆☆☆

主要登場人物(と思われた人物)でも容赦なく殺すのが本作の特徴だが、なんと片方の主役と思われたジシュカまで死んでしまった。
この巻になってから、各話ごとにジシュカの過去のエピソードが断片的に出てくるから、変だと思ってはいたがまさか…。
彼の死後も、戦いは続くが、それをバネにして勢いを増す理由を、フス派の始祖であるフスとジシュカへの遺言を会わせ鏡にして描く構成は秀逸。
まるでサインペンで描いたように見える絵柄問題に関しては相変わらずだが…。