思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ヒルコ 妖怪ハンター
追記

本作で好感が持てるのが、学生のほうの主人公を追い詰める、そして主人公が救おうとするヒロインが、主人公の恋人でもなんでもないこと。単なる片思いなのだ。いちおう、主人公のことを誘っている雰囲気なのだが、人間の心が残っていて、本当は彼女も主人公に好意を抱いていたのか、補食するための手段としてなのか、どちらとも取れるように描いていることだ。
ケーブルのあおりは、モンスターが一匹ではなく、地獄のフタ、というよりエイリアン(いわゆるギーガーエイリアンという意味でもあり、宇宙からの侵略者という意味でもある)幼虫の巣みたいなところが開く、という展開のこと?
色んな意味で面白いのが、沢田研二演じる妖怪ハンターが、武器として色々なものを使うこと。なかでも、商品名ズバリのキンチョールをプシュプシュ噴射すること。これはタイアップなのかどうなのか……。