思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『深夜の告白』
☆☆

ケーブルでの特集名は「蔵出し名画座」。当然というか、白黒映画だ。
伊福部音楽ということでもあって観てみたが、そうでもなければ観なかっただろう。
音楽的には、数少ない劇伴だが、2回くらいかかる五月雨のようなピアノ曲が印象的。さすがは『リトミカ・オスティナータ』を書ける作曲家だ。
物語じたいは、戦争で息子をなくして陰生していた航空機会社の社長が、息子の孫が生きていることを知って狼狽する、というだけの話。今なら昼ドラマにもならないような小品。
志村喬がクレジットされていたが、気づかなかった(^_^;)