思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

モデルグラフィックス 2018年11月号』
☆☆☆☆
どのコーナーもやたらと熱量が高い、情報量が多い感じがする号。
ジム特集も、全ジェガンキット紹介は、キットとアニメ設定をどちらも掲載する隙のなさ。フレームやランナーからジム系MGの進化を辿るなど、全方位的マニアックさ。ナオキのキットを活かした作例なんてどうでもいいくらい。De型たるコンロイ機を改造しておいて、「オススメしません」とか、愛ゆえの暴走も凄い(^_^;)
ほとんど恒例となったけんたろうのジェガン対談も見所(ただし、けんたろうは『ホビージャパン』にも魂を売ってるしなぁ……)
オマケ的というか、幅を拡げるためのネモとヘビーガンもやたらと完成度が高いのだ(^_^;)
模型誌的には無意味な(『ホビージャパン』のみかん的な)かざり女史のグラビアにも、実はノックアウトされてしまってたり(爆)
普段は読み流すカーモデルコーナーも、F1の2台はハウツー的に役に立ちそうな基本を解説してくれていて、読ませる。
最後のミグや駆逐艦まで、やたらと出来がいい。
おまけにニューキット紹介ではなく巻末に敢えて別立てしたビスマルク!どう見ても350という超絶ディテール。絶対に折れたり接着剤がはみ出るであろ上級者向け(にしか見えない)精密キットだ。

アーマーモデリング 2018年10月号』
☆☆☆★
タミヤMM50年特集。その後に出た『ホビージャパン』よりも、格段に広く浅いのが特徴。
ただしこれは、ある意味では深いともいえ、MM以外の35スケールキットの紹介、シェパード・ペイン、バーリンデンのジオラマ、人形改造、タミヤニュース、パチッ、まで押さえているのだ。
解せないのは、大塚康夫氏、大西将美氏を訪問しながら、インタビューがほぼないこと。これはあり得ない。ロングインタビューは別冊にでも掲載するのか……?そうとでも考えないと説明がつかない。作例があって、欄外記事とかで「大塚氏にも見せました」とかならともかく、見開きで氏の写真が載ってるんやで?(@_@;)
今号の真面目が、巻末のMMシリーズ全キット紹介。1ページに8か10キットという小さめのスペースながら、350を越えるキットを全て、というのに熱量を感じる。これがあれば、高価な『タミヤ総合カタログ』3巻を買う必要がないありがたい号。