『賭ケグルイ(10)』
☆☆☆☆★
面白い・面白くない以前に凄い、としかいいようがない。
ハリウッド女優という日本人を、一見、『封神演技』の敵役みたいな惚けたデザインにしつつ、能面の多面性的に描き分けるのも高度。その究極が183ページだ。アイドル・ユメミの百面相も高カロリーだが、まさしく度肝を抜かれたのが54章の見開き夢子。完全に別のマンガである(^_^;)
顔芸マンガと評してきたが、ついにマンガのジャンルすら飛び越えてきた。そのうち緑山高校調の顔とかも出てくるかも(@_@;)
もちろん、そんな場面、心理状況へ追い込む原作の力があってこそなのだが。
『天竺風雲録(4)』
追記
王子のヒトコマに、弥勒菩薩半か思意像のポーズが。何気ないコマにこういうお遊びを潜ませ、作画的に完璧っというところが凄いんだよなぁ……。