思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

ガンダムホビーライフ(13)』
☆☆☆

今回はハズレやなぁ……いつもの立ち読み可能な書店では売り切れだったので、ビニ本で買ったのだが、立ち読みできていれば買わなかったレベル。
『ビルド』シリーズ系作例が好きではないのと、個人的にはメインコーナーとも言える「師弟対決」がダメだった。
Ex-Sということで期待したのだが……。
まず、個人的にやって身にしみているように、『センチネル』に筆ムラは相性が悪い。絶対に合わないとも言えないが、高石誠レベルの極めて高度なコントロールが必要になるだろう。
MAX氏の方は、太腿が期せずしてトールギスっぽいとか、肩アーマーがエンジンの下(エンジンが上にはみ出ている)のが新鮮だったくらい。
鳥山氏の方は、ガンプラビルダーズカップ見たいな作例。ブースターの位置が格好悪すぎ。造形としても、『オルフェンズ』やコルレルっていう公式設定があるのと比べてそれほど異形でもないし。ハッチャケ不足というか、デザインのブラッシュアップが足りないとか、色々。
対談で、同業他社が当時、『センチネル』をどう見ていたか、が実感として吐露されていてのは、『センチネル』ファンとしては貴重な異種視点で興味深かったが……。

『天竺風雲録(4)』
☆☆☆☆
ちょっと特筆すべきところはなかったかな……。もちろん、水準はメチャ高いんだけど。


哭声/コクソン
☆☆☆★
後から読んだ、本作はキリスト映画である、というレビューが参考になった。
ただし、見ている最中は、終始笑いながら見られた。これはスラッシャー映画をポップコーンを食べながら見る感覚と、松本人志『ビジュアルバム』を観るのと同じレベルで。特に後者は、演出がそっくりなのが興味深い。