思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『プロメテウス』
いわゆるファーストコンタクトもの。冒頭の宇宙人の自殺(後から分かることでネタバレすれば、人類のタネつくり)から、宇宙人壁画の発見、宇宙探査、到着と、展開がスピーディーなのが良い。
SF、なかんずく『エイリアン2』を擁するシリーズとしては、デザイン的な出来も注目だが、その意味では傑作とまでは行かないにせよ、充分及第点。宇宙船は地球人も異星人もイマイチだが…。
全体のトーンはSFサスペンス。中盤の自分で手術シーンは、『ダーウィン』を彷彿させる痛さ(@_@)
主人公のボーイフレンドが病気になった理由が分からなかったのだが、再度見れば伏線が分かるのかな?

以下ネタバレ。

最後には『エイリアン』が生まれるのだが、見慣れた形態とは少し違う。中盤に出てくる、ヒトデみたいなのはフェイクなのか、一世代ごとに形態が異なる生物なのか…。続編でそのへんの設定が明かされるのかな?SF的に面白いものなら良いのだが…。
『エイリアン』ならお約束のお腹から出てくる描写であったことがラストまで見れば分かるようになっている。あとはアンドロイドが無残に壊されるとことか。
とりあえず主人公とアンドロイド以外は死ぬところは良い。ホラーとして見れば当然の展開ではあるが…。
異星人が地球人より一回り大きいところがホーガンの巨人シリーズを彷彿させるのもニヤリとさせられるところ。


『プロメテウス』
☆☆☆☆

例の仕掛けは、中盤に出てくる円形ステージで明瞭だが、エンドクレジット前のシーンでも、登場するものの微妙な違いが、逆に曖昧に感じるかも。

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2013-07-03