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『ジュラシック・ワールド』
☆☆☆★

酷評というか、イマイチ評ばかりだったので（興行収入がどうかは知らんけど）、期待しないで見たが、意外と良かった。少なくとも、『２』より面白い。『１』のリスペクト的なポイントも良い。
燃える（町山流に言えば「抜ける」）ポイントもいくつもあった。
まずはレックス改（作中でもあったが、名前が覚えられん）が、主人公が飛び込んだ滝壺を見下ろすのを、滝壺からアオリで捉えたカット。
レックス改の表現は、もう「怪獣」。怪獣映画というか、モンスター映画の文法そのものだ。
最後にTレックスが出てくるあたりは結構格好良い。『キングコング対ゴジラ』というか、『キングコング』？
レックス改の最凶っぷりに、どう風呂敷を畳むのかと思ったら、海獣が随所に美味しいところをさらって行った。そういうところも『キングコング対ゴジラ』っぽい。
最後が避難所だとか、ラストカットでTレックスが締めるとか、ギャレス版『GODZILLA』っぽい（というか、そもそもが西部劇？）。それが結構格好良いから読後感（？）は良い。