■

『大帝の剣(4)』
☆☆☆★

エイリアンが前面に出てきた。源九郎がその宇宙船にテレポートしたあとの描写も、オーバーテクノロジーのエイリアンとのファーストコンタクトものSFそのものそのもので、興味深い。
後半には、実在の人物の身体を使ってエイリアンが戦っているだけのような感じも。
キリスト教のイエスやガブリエルに、シャカまで登場する、ある意味「超展開」。
『妖星伝』ばりの宇宙的スケールまで飛躍するのか？はたまた、何事もなかったかのようにエイリアンの痕跡は歴史の闇に消え去るのか？

大帝の剣4 <幻魔落涙編> 夢枕獏 エンターブレイン 2012-05-31