思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

『日本の地名』
補足

編集の不手際(校正不足)のせいか、文章の途中で次のページをめくると、次のトピックに移っていることが二、三回あった。


やはり「戦闘力」のハイパーインフレと、それにしては地味なバトルシーンのギャップはもう限界だよなあ・・・。本来、シリーズを続けるなら、「ドラゴンボール」(当初の、ボールを集めて諸国の妨害者と戦う)として過去のエピソードとして復活されるべきだったのに。

ネタバレ
ラストに文字通りあっさりと地球が粉々になるのはちょっと良かったかな。ネタふり(伏線)がなかったのは問題だが。
まあ、その直後に時間を戻すことでやり直す(ちょっと前にテレビでやってた劇場版『ドラえもん』みたい)ので、地球が粉々になること自体が伏線と言えなくもない、という逆説が成り立たなくもないが。

プロローグとエピローグに、『ターミネーター』のような未来の世界のトランクスらしきキャラが、過去のエピソードとして本編を本の内容として読む、という構成に成っている。
一本の映画としては完全にありえないので、次作の『神VS神』の導入のような形になっている。うがった見方をすると、本来はそちらを作りたかったのだが、そのための条件として本作を作るように制作委員会から言われたのでは?

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景行天皇が九州巡幸の折り、夜のみで迷ったとき、謎の火(不知火)に導かれて岸にたどり着いたという故事から「火国」と呼ばれるようになり、好字の「肥」を当てた」
という熊本の由来など、九州には異様に伝統的な由来のある地名が多い。こういうところからも、いわゆる「邪馬台国東遷説」には説得力が出てくる。

二荒山神社の奥宮が(略)男体山の山頂にある。男体山は別名を二荒山ともいう。782年に勝道上人が開山した時は補陀落山といい、それが二荒山に改称されたのだ。(略)その「二荒」を弘法大師が「ニコウ」と音読みし、それに「日光」の文字を当てた」

「武庫はムコに「六甲」の文字を当て、それを音読してロッコウ(六甲)という地名になった」

「「ほくほく線」という風変わりな名称は、当初の計画路線だった北越北線を略した「北北」をひらがなで表記したものである。」

国分寺駅立川駅の中間に設置されることになったことから、両駅の頭文字を取って国立駅と命名された。やがて開発が進み、(略)町に昇格する際、駅名から取って国立町と改称(略)市に昇格した」
「コクリツ」と紛らわしいなあ・・と思っていたこの地名は、こういう由来だったのか。

超雑学 読んだら話したくなる 日本の地名超雑学 読んだら話したくなる 日本の地名
浅井 建爾

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