2015-11-16 ■ 『モノクローム・レクイエム』 ☆☆☆★小島正樹らしからぬ警察もの。その実態は、『殺人症候群』のような、妙なテイスト。最終章のみ島田荘司的新本格ミステリーになっている。逆に門前典之っぽいのがおかしい。 書き下ろしのくせに、短い各章をまたぐごとにテレビドラマのCM開けのような「間」があるのが少し鬱陶しいが。