堀公俊『問題解決ファシリテーター』を読む。
前に読んだ同著者の本に比べると、包括的、概念的、教科書的で、やや堅苦しい印象。
逆に、勉強会に教科書として使うには適当なのかもしれない。
印象に残ったところ。
「分析とは情報の中で残すべき本質的なものと、切り捨てるべき余分なものを区分けすること」
「せっかく根拠が述べられていても、それが客観的なものでなければ、聞き手は納得できない。一般的に根拠として使えるのは、因果関係、例証、基準(ルール)の三つとされている。これ以外を根拠として挙げた場合は、論拠のあやしい主張となり、誰もが理解できるものにならない。」