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『メックタイタン　ガジェット　虐殺機イクシアント』秋田禎信
☆☆☆★
富士見書房

小笠原智史のキャラ＆メカデザイン＆イラストが見どころ。でも、メカやパイロットスーツのデザインは柳瀬敬太っぽいけど…。
基本はリアルロボットものだが、戦術的にはともかく、SF的／政治的にはそんなにリアルとは言えない。テレビアニメと海外SF小説の間、というところか。
またキャラは獅子が崎ガオウ博士を始め、キャラ立ちしていると言えば聞こえはいいが、マンガチックな登場人物ばかり。
ロボットものとして考えればそれなりにハードさもあって見どころはあるのだが、上述の要素で相殺されている。ま、ターゲットは中高生だろうから、その意味では妥当であろう。
２章だてになっているが、ラノベ二冊ぶんのボリュームで、読みで（読みごたえ）はある。
ロボットは大きく分けて５種類くらい登場するが、設定・挿絵とも、描かれるのは主人公機イクシアントのみ。ちょっと手抜きやなあ…。