日本の漫画家としては初めてルーヴルに展示された、ということはもちろんだが、荒木ファンとしては、岸辺露伴を主人公にしたフルカラー120ページの読み切り、ということに注目。
あとがき(?)にもあるように、珍しい和服などを中心にしたセピア調テイストに、ルーヴル地上でのピンク(!)、地下でのブルーブラックなど、色調の変化にも注目。
最近の『スティール・ボール・ラン』でも活かされているように、モノクロ(白っぽい画面)を活かしたコマも効果を上げている。
ストーリーは、いかにも第4部的な感じで、億泰が2コマほど登場しているのが嬉しい(杖助は後ろ姿のみ…(T_T))。
岸辺露伴 ルーヴルへ行く (愛蔵版コミックス) 荒木 飛呂彦 集英社 2011-05-27 |