思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

とにかく既視感というか、あげれば10前後を超えるように類似作・設定が浮かぶ。
ちょっと珍しいのは、閉じた世界に、外部から中に入っていく、というところくらいか。
ラノベとしては、要するにSFをあまり読んだことのないような中高生には十分楽しめるものだとは思うが、本格SFとして大人が読むには物足りない。そもそもバディがほぼ同い年の少女、という設定も、ラノベとしての意味しかないし。

世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)世界の終わりの壁際で (ハヤカワ文庫JA)
吉田エン しおん

早川書房 2016-11-22


『スケールアヴィエーション 2017年1月号』
☆☆☆☆

誌上コンテストの結果発表。実質的なトムキャット特集である。
ロービシあり、ハイビジあり、筆塗りありで、幅広い。
全投稿写真も掲載されているが、モノクロなのと、(選評で誉められているものもあるのに)入賞作品が除かれているのが残念。その中では、ミサイル発射を表現したヴィネットが気になった。
新製品紹介では、注目のハセガワの二式大艇タミヤの飛燕を、いつものモノクロながら、各2ページずつ使っているのが良い。
トムキャット特集は後半にも続いている。これがきっかけと言えなくもない呼び水のタミヤのヨンパチもひとつの部門として独立。発売から締め切りまで約一週間ということで、ある種のスピードモデリングの意味合いも強い。
さらにはプロモデラーによる参考出品(普通にコンテストに応募した人も複数)が二作。
ひとつは700分の1空母ニミッツに満載された同スケールのもの。その数は10〜20にも及ぶ。空母じたいのディテールアップも凄いが、欲を言えばフィギュアがひとつもないのが惜しい。
トリを飾るのが、もし自衛隊にトムキャットが導入され、現在まで運用されていたら?という妄想モデリング。32による大作。

Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2017年 01 月号 [雑誌]Scale Aviation(スケールアヴィエーション) 2017年 01 月号 [雑誌]

大日本絵画 2016-12-13


『スケールアヴィエーション2008年5月号(62)』
トムキャット特集。ハセガワの48、72のハセガワ、フジミ、レベルの作り比べなど。当時から、製作記事はないか、小さいのは変わらないんだなぁ…というのが分かる。写真はあっても、極小。
また、大きく違うのが、写真。現在のスケビが、最高峰の特写なので、比較するのは酷かもしれのないが…。
旅客機模型の「夢見る翼」コーナーは今回からスタートしている。