マイケル・ライアン+メリッサ・レノス著/田畑暁生訳 ☆☆☆★ フィルムアート社評論ではなく、それ以前の、映像に込められた製作者の意図、観客にどのように受け取らせるかを解説したもの。タイトル通り、映画評論している人が、どのような視点で映画を分析…
☆☆最初に20分くらい観て、そこからは早送りした。 女性がひとり美人局というか、ひとり『必殺仕事人』というか、マッチポンプというかリベンジポルノものというか、ひとりハニトラというか……。 酔い潰れた演技をして、下心丸出しで寄ってくる男に仕返しする…
☆☆★安彦良和ばりにキャラデザ、監督、作画監督、絵コンテを兼ねた、垣野内成美ファンとして、見逃せない作品なのだが、少女マンガ原作ということで、買わなかったOVA。当時、レンタルで借りたような気もするが、ほぼ記憶になかったので、勘違いか。 レ…
☆☆☆★平野俊弘の監督デビュー作品であるOVA。また同時に垣野内成美の初作画監督作品かもしれない。まあ、メカ関係は大張正己とか、原画では北爪さんとか、現在も第一線で活躍するメンバーの名を見ることができる。 戦うために作られたイクサーと、人間の…
☆☆★タイトルから内容が全く想像できない。日本の低予算ノワール? 借金のカタに、オッドアイの猫を取ってきたヤクザが、拘置所から出てきた地下格闘技の女戦士と、猫を追って来た飼い主と、誰か分からない男(津田寛治)たちとの、三つ巴のようで、猫を巡っ…
☆★見た気になっていたのだが、改めて調べてみたら、本作も序盤だけ観ていた上に、『三万両五十三次』とごっちゃになっていた(^^;) お話は、めちゃ昔話的というか、落語的というか、さる大名の次男坊に、先祖伝来のものだが、価値のなさそうな壺を譲ったもの…
☆☆★鈴木清順監督の、いわゆる「大正ロマン三部作」の第二作。 本作は、ただでさえ私の嫌いな松田優作主演なのに、さらに私の好きじゃない原田芳雄風の喋り方をしている。おまけに、ゲスト的に原田芳雄も出演していて、彼の方は三船敏郎っぽく喋っている、と…
☆☆☆★気になるタイトルだったが、ようやく観られた。 サマーハウスものというか、異邦人ものというか、日常生活から離れてやってきた家で、恐怖体験をする系。 主人公は、夫とのいさかいから、目の前で自殺され(嫌がらせなのか、たまたまたなのか。ちょうど…
☆☆★乾くるみ原作の『セカンド・ラブ』と間違えて、てっきり観たものだと思っていた。北川景子と中村倫也が主演。北川景子の夫かつ中村倫也の兄の役人は、見た目はシュッとしたハンサムだけど、セリフがダメダメで、どうせモデルか何かだと思ったら、なんと…
☆☆★ハンガリーのホラーというのが珍しい。意味は、『ポスト・モータル』つまり『死後』ってことかな。 主人公は、第一次大戦で、間違われて、死体と一緒に積み上げられて処分されそうになったところを男に救われた。その男は、死んですぐの遺体を、時には遺…
☆☆★YouTubeにあった18分のショートムービー。音楽は一見壮大だが、1、2分するとループするので、ネット上にある著作権フリー音源かもしれない。 銀河をバックに、めちゃ近くに複数映る惑星とかを背景に、いわゆるグレイ(灰色)タイプのエイリアンのバス…
☆☆キューバかどこかの、南米の内戦を取材したジャーナリストの話。実話かな? 80年代くらいの映画だし、そうでもなかったら見ないと思うから。 ちょこちょこっと、傭兵役でエド・ハリスが出ていることが書いてあったのが動機だったかな?? 主役は、アゴ…
☆☆★平成15年とかに起きた、名古屋の闇サイトOL殺人事件をもとにした、ドキュメンタリーも再現ドラマをミックスした作品。 ケーブルテレビの番組紹介にはドキュメンタリーとあったのに、いきなり斉藤由貴が出てきて驚いた。見終えてから分かるが、前半再…
☆☆☆★原題は『BACKTRACK』。邦題で半分ネタバレしているような感じだが、本作には序盤と終盤にツイストが仕掛けられた構成となっている。 序盤のほうは、映画ファンなら誰でも知ってるヤツだが、これと似た仕掛けの作品を見たことがなけば充分驚くだろう…
☆☆☆☆改めて見ると、本作がアクションも本格的ではあるが、根本はあくまでもコメディであることに気づく。 特に、コメディ映画ではお馴染みのシチュエーションで、観客が突っ込んでいた笑いの要素を出しておいて、その後で必ず、「現実にあったらこうなる…
☆☆☆★以前からミステリーの映画だか小説だかの本を読んでいると、古典的名作として、度々名前が挙がるので、気になっていた。 原題は『TWIST OF SCREW』で、別にネジとは言っていない。本文を読んでみても、『もう一捻り』的なニュアンスである。 内容は、…
☆☆☆★ちょくちょく(主に居島一平ちゃんから?)言及があるので、気になっていた作品。リマスター上映を機会に、ケーブルテレビで放送してくれたのがありがたい。 変な映画であることは間違いない。不条理というか、ナンセンスコメディというか、超自然…
☆☆漠然とした邦題だが、主人公は方世玉と聞けば、ジェット・リーファンならすぐ想起するのが『飛龍』シリーズ。筋立ても、なんかどこかで見たような感じ。『激闘飛龍』と『血まみれドラゴン』を合わせたような感じ。 悪物が、香港アクション映画好きなら…
☆☆☆☆群像がタカオに移乗し、アメリカのビスマルクとの対決。 作画の嗜好として、鼻の上と眉間の間に影のようなトーンを入れるのが、なんか気になったなぁ。下からのライトが当たっている風の表現だと思うけど。 おまけとして、全国巡行原画展のための短編…
☆☆★原題は『』。ケーブルテレビのあらすじでは、アーチェリーの達人である主人公のおばさんが、強盗に入られて、なんとか脱出し、得意のアーチェリーで犯人たちを次々に射殺して、娘と夫を救い出す。まあ、B級というか、お気楽なジャンル映画である。 …
☆☆イギリスかどこかから、東南アジアへヒョウの研究のフィールドワークに赴く主人公を、ドキュメンタリータッチで手持ちカメラで撮ったモキュメンタリー。 現地ガイドが、不穏な空気を恐れるなど、ホラーな雰囲気も。 結論としては、YouTubeで観たから良…
☆☆☆★香港アクション映画を語るのに絶対外せない、スタントマンたちにスポットを当てたドキュメンタリー。 元スタントマン、スタントマン出身の俳優や監督たちのインタビューや、実際のフィルム、NGフィルム、それと現在のスタントマン事情を撮影した映像…
☆☆☆☆★イー401の復活と再会、白鯨のアメリカ西海岸入港。 群像の子がメンタルモデルたちに見つかることによって起こるドタバタがシリーズ屈指のギャグ描写で、楽しすぎる。 メカデザインと未来世界の美術はあいかわらず繊細。このへんの緻密なビジュアルまで…
☆☆★いや、確かにiPod(iPhoneの間違いではなき)で観ている私が悪いんだけど、ショウが、いつの間に量産型ダンバインに乗り換えたの? と終盤まで思っていた。そしたら、色を変えたビルバインやん!? たぶんテレビシリーズでは、色が変わった理由はちゃん…
荒木飛呂彦 ☆☆☆★ 集英社ジャンプコミックスちょっと面白くなってきたかな。8部っぽい展開。7部では「骨」だった物語上のキー・アイテムが、今回は「溶岩(のピラミッド型の破片)」になっている。 そりゃ、こんな「金目の物を引き寄せる」能力があるアイ…
☆☆☆★ジェット・リーの現代アクション。30年前くらいにレンタルで観ているのを再見。 佐原健二を筆頭に、日本人キャストが割と多いのが特徴的。『フィスト・オブ・レジェンド 怒りの鉄拳』もそうだが、登場の日本の世界的隆盛によるものなのかも。ただし、誰…
車田正美 ☆☆☆☆ 集英社文庫武蔵との戦いのあと、各他の忍びなど足元にも及ばない、戦士殺戮集団、カオスが登場する。後に『キン肉マン』なとでもお馴染みのインフレ展開だ。 『マンガ夜話』的には、同じのとの繰り返しと言われる展開だが、私的には、カンフ…
富野由悠季 ☆☆☆☆ 角川文庫口絵イラスト目当てに買ったのだが、小林誠のイラストが、記憶が美化されていて、今の私の目で見て全然ダメだった。逆に、本文のほうは、黄金時代の海外SFに比べても引けを取らない完成度であることに驚いた。 少なくとも本巻では…
☆☆☆★あれ? 以前観た記憶と内容が全然違う(^^;) 私の記憶では、中盤に、岩山の間の山賊の隠れ家が焼け落ちるシーンがあったんだけど。何と混同してんだろう……。 本作は、合戦に間に合わなかった百姓二人の波瀾万丈のロードムービーにして、文字通りの、埋蔵…
☆☆☆★テレビアニメ放送時は、テレビ東京系列が見られなかったが、アニメ誌では話題作だったので、公開当時というか、レンタルビデオ店に並んだ時期に借りたような記憶があるが、内容はまったく覚えていない。 ルリが、なんか違和感あるなと思って、これまたY…