思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『ロード・オブ・ウォー』 ☆☆☆★いわゆる武器商人を主人公にした作品。ニコラス・ケイジが演じる。 ちょこちょこと弟が手伝っているとはいえ、一人でそんなことができるのか?というのは映画としてのフィクションかと思ったが、ラストに「実話を元にした」と…

モロに『スター・ウォーズ』である。特撮は東映系の、『ギャバン』の感じ。こと音楽と宇宙船の構図は恥ずかしくなるほどのパクリっぷり。 ストーリーは『里見八犬伝』それも薬師丸ひろ子のやつにそっくり。 それなのに妙に叙情的なタイトルの意味は、ラスト…

『賭ケグルイ(6)』 ☆☆☆☆これは「顔芸」マンガだなぁ…。ドラマ版『アオイホノオ』が顔芸なのと似た意味で。 しかし、萌えキャラから『破牙』ばりのリアル調まで千変万化する顔を描き分けるのは凄い。これはアニメならいいけど、実写では絶対に無理だろう。 塔…

『アーマーモデリング 2013年1月号』 巻頭にはメルカバコンテストの結果発表。もう少し大きい写真で見たかったなぁ…。(写真審査で、編集部で実物を撮影していないからか?) フィギュア特集。前後のものよりも、工作パートを上中下に分けて解説しているの…

『地球連邦の興亡(1)』 ☆☆☆★追悼読書(?)である。 林譲二『暗黒太陽の目覚め』を思わせるのは、設定/イラストレーターが同じなだけではない。 異星人との長きに渡る戦争、ハイパーネット・ゲートなどの設定は『彷徨える艦隊』を代表とする現代ミリタリーSF…

『ガンダムエース 2017年6月号』 ☆☆☆メカニカルアーカイブスが面白い。『0083』当時の今西監督の言葉を借りれば、「考古学の世界」と、マッハの戦いが相まってものすごいことに。しかも、これこそカトキファンが夢見た、安彦キャラと、メカがカトキ版による…

『アメリカ版 大学生物学の教科書(1)細胞生物学』 ☆☆☆★ 暗記するためではなく、雰囲気を掴むためにだけ読めば、一般科学書と大差なく読める。 「生体膜は整然とした固い構造ではなく、柔軟性に富む流動的な境界なのである。」「ナトリウムイオンは半径0.0095…

プラモ作りの基本であり、かつ中級・上級者にも(初心に帰る、という意味ではなく、中級レベル以上でも実践的に)役にたつ、という意味で永久保存版的な特集。 切る・貼る・削る、という基礎工作のツールとマテリアルについて検証したもの。実際に後に別冊と…

誰もプレイしたことのないゲームに関する本なんて、誰が買うんだ? と思いつつ、買っておかないと絶対に読めなさそうなので止むなく購入。 ゲームマニアでもないので、知っているタイトルすらほとんどない。『R-TYPE』くらい? 本書で扱っているのはそのFM T…

『アーマーモデリング 2006年5月号』 ☆☆☆★「素晴らしき素組みの世界」という特集に期待したのだが、そこは土居編集だけあって、私が期待したのとは違った。結論はエッチングパーツでのディテールアップよりもフィギュアをつけよう!って…(´Д`)いや、そのフ…

『大帝の剣(4)』 ☆☆☆★エイリアンが前面に出てきた。源九郎がその宇宙船にテレポートしたあとの描写も、オーバーテクノロジーのエイリアンとのファーストコンタクトものSFそのものそのもので、興味深い。 後半には、実在の人物の身体を使ってエイリアンが戦っ…

『大帝の剣(3)』 ☆☆☆★『20億の針』ばりのエイリアン描写から入る。 武蔵、小次郎、源九郎そして天草四郎がぶつかり合う。これに組織としての忍び、さらには(単なる巻き添え要員?)役人や山賊がぶつかり合う。 作中て「五つ巴」とされているのは、一般人では…

『アーマーモデリング 2010年8月号』 ☆☆☆☆ 美人作り放題という特集は、いかにもローガン編集長らしい。ミリタリーフィギュアに限定した特集というのは、『ガルパン』以前には考えられなかった企画である。 表紙は当時の本誌アイドルである高木あずさ嬢。た…

『薬師寺涼子の怪奇事件簿(2)』 ☆☆☆★『東京ナイトメア』一遍で一冊を構成。 やはり伝奇ものにしては化け物の描き込みに不満がある。これはアニメで動かす為の線減らし処理として脳内変換して読む必要はある。原作が良いのは言うまでもないのだろうが、このマ…

『薬師寺涼子の怪奇事件簿(1)』 完全版。 『摩天楼』☆☆☆ テレビアニメで見たはずだが、ほとんど覚えていない。広義のミステリー、伝奇ものでありSFである。女王様的な正統派美人として描かれているのが特徴。 『さわらぬ女神にタタリなし』☆☆☆★ 四年飛んでい…

『一汁一菜でよい、という提案』 ☆☆☆☆毎日ご飯を「何食べようか…」(何作ろうか、ではなく)と迷う私にとって、正に目からウロコが落ちるような一冊。改めて考えれば、要は『粗食のススメ』なのだが、あくまでも作る人の目線(自分で作るという目線でもある…

『アーマーモデリング』 ☆☆☆☆ティーガー2特集。タコムから発売された大物、フルインテリアキットを受けたもの。祝太郎氏による製作工程紹介は圧巻のひとこと。低級モデラーの私なんかは、自分で作る(というより色を塗って作るのは無理そう)以上にこのキッ…

『モデルグラフィックス 2014年8月号』 ☆☆☆★ガルパン『アンツィオ戦発売直前特集』。 アニメの見所(作品の特質上、オチがネタバレとならないので、ラストまでしっかり解説。ただし、唯一と言っていい物語的仕掛けは避けている)からコックピット設定画も完…

『アーマーモデリング 2012年 03月号』 ☆☆☆★ 陸自特集。ただし、アーカイブスと言う割には、正式配備したばかりの10式を始め、近作キットの作例をいくつか、と言う感じなのが残念。 ま、あくまでも後のドイツ連邦軍とかイギリス戦車の特集と比べて、と言う…

『大帝の剣(2)』 ☆☆☆☆夢枕版『妖星伝』のテイストはそのままに、武蔵に続いて小次郎が蘇り、天草四郎や柳生十兵衛が登場する。これは夢枕版『魔界転生』である。 さらには怪しさ全開の坊主が登場。風呂敷広げまくりである。 いちおう、権三は倒され、武蔵と…

『アーマーモデリング 2010年7月号』 ☆☆☆★打倒!低級モデリングという名の特集だが、中身は「超級ドリームチームVS低級ペア」である。低級ペアはお馴染みローガン親子。 凄いのは超級ドリームチーム。ジオラマの構想に金子辰也、製作にチック斎藤、塗装に石…

『大帝の剣(1)』 ☆☆☆☆ひとことで言えば夢枕版『妖星伝』。山田風太郎と高橋克彦の忍法帖や伝奇小説もそうとう混じっている。 夢枕特有の、1文が短く、改行が多い、悪く言って余白だらけの体裁なのに、読み続けているとそれなりの厚みのある伝奇世界が感じら…

『スケールモデル ファン(17)』 ☆☆☆☆「基本ツールの教科書」特集。あくまでも工具・接着剤関係なので、塗装についてはパス。作例記事すら、一部を除いて塗装についての写真すらない。 塗装済み組み立てキットであるトミーテックの技ミックスから順にステップ…