思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

二十年目のゴジラ

『怪獣要撃戦』 ☆☆☆☆★再読。事前情報では、『シン・ゴジラ』の原作と言っても過言ではなさそうなのが本書(まだ見てないので、あくまでも推測)。 そんじょそこらの怪獣映画よりも面白いから困る(^_^;)特に政治、軍事、科学ファンにとっては。改めて奥付をみ…

井上和幸『頑張らなくても、すごい成果が付いてくる! ずるいマネジメント』 「「チームを動かして、物事をなしとげる人」が、マネージャーである」「部下に動いてもらいたい場合、「説明」「説得」ではなく「質問」にしましょう。(略)押しつけでない分、…

『萌えよ!戦車学校(7)』 ☆☆☆ノルマンディー作戦がメイン。その他、太平洋戦争とスペイン内戦など。 ことノルマンディーに関しては、本シリーズの「濃い」部分が全面に出ていて、細かい部隊配置図や次々繰り出される作戦に指揮官など、固有名詞の連発が、…

『喪われた巨大戦艦』 ☆☆☆★ワープポイントの設定や、異星人の侵略など、世界設定は『彷徨える艦隊』とそっくり。 ある程度リアリティある戦争SFを書こうとすると、これしかないのかなぁ……。 メインストーリーは、侵略中の異星人とは別の、滅んだ異星人の戦艦…

『東京島』 ☆『十五少年漂流記』ならぬ、三十人の大人が無人島に漂流したが、女はただ一人。正確には、夫婦の後に、次々と男ばかり漂着してくるのだ(^_^;) サバイバルものは、『ロビンソン・クルーソー』をはじめ、SFとしても王道テーマのひとつ。 女性の視…

『天皇畏るべし』 ☆☆☆★日本人にとって、天皇とはいかなるものか。キリスト教的な神と等しい、とあるが、なぜそうなるのかはなかなか明かされない。最後まで読んでも分からないくらいだ(^_^;) 実に分かりやすい文章だが、内容は一読よく分からない。考えれば…

『さみしさサヨナラ会議』 ☆☆☆宮崎さんが坊主と対談するのだが、本書の少し前に出た渋い装丁の本と比べると、比べようもなく優しい。専門用語も殆どない。実質的には失恋の「さみしさ」に対する、仏教的な対処法について語ったものだ。 だいたい失恋する年代…

『大戦前夜(下)』 ☆☆★出版社の問題だが、本作は副題にはあるが『ポスリーン戦記1』とすべきだろう。 偵察にいったモソビッチ隊、地球にいるパパスたちなど、本筋には全く無関係なのだ!訳者あとがきによると、本作は10巻ほどのシリーズの端緒らしいので、…

スタッフインタビューが、ブルーレイのブックレットとほぼ同じ。一部変更もある感じなので、こちらが完全版という扱いなのかもしれない。見所。 島田フミカネのキャラ原案イラストが掲載されていること。これは劇場版新キャラのみ。劇場版のフィルムストーリ…

『数学が嫌いな人の数学』 ☆☆☆再読。 買ってまで再読するほどではなかったなぁ…(^_^;) 必要条件十分条件のくだりが特に気になって読み直したのだが……。数学嫌いな人のための数学 数学原論小室 直樹 東洋経済新報社 2001-10

『未来恐慌』機本伸司 ☆☆二千三十年ころ、ウェブ万博の目玉となる未来予想をスーパーコンピューターで行ったところ、経済問題からの破滅的な予測が出た。それをなんとか回避しようとする話……かと思いきや、ふとしとアクシデントで世界恐慌が始まり、それをな…

『恋するタイムマシン』機本伸司 ☆☆☆★今回のテーマはタイムマシン。SFの王道テーマのひとつである。 とはいえ、結局できないのがこのシリーズのお約束(´Д`)。 いちおうは、サイクロトロン「むげん」を使ってどうにかするのだが……。 タイトルに「恋する」と…