思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『乱気流/タービュランス』 ☆☆★10年以内の作品のようなイメージがあったが、80年代?? 少なくともそれくらい古臭い画面だった。 一見パニック映画かと思わせて、実はサスペンスまたはホラーな中盤から、最後は定番の危機回避で決着。 冤罪で捕まったか…

『まけた側の良兵器集2』 ☆☆☆☆★図解ってどこから読めばいいのか迷う。 いや、こういうのは一読だけでなく、何度もなめるように見るべきものだ。 零戦は大和ミュージアムで見たが、はっきり言って写真やそれよりもこのイラストのほうが格好良い!これは全て…

『SFが読みたい!2016年版』 ☆☆☆☆今年の特集・世代別作家ガイドが良かった。 一人の作家に半ページというのは少ないし、そもそも世代に分ける意義は感じないが。知らない作家も結構いたのだ(^_^;)SFが読みたい! 2016年版S‐Fマガジン編集部 早川書房 2016-02-…

『木星買います』 ☆☆☆★アシモフの短編集。例によって、執筆当時のエピソードがエッセイ形式でサンドイッチされているのが楽しい。 テレビの映画放送の前後の映画評論家の解説や、『世にも奇妙な物語』のタモリのナレーションみたいなもんか。 アシモフの短編…

『ビフォア・ウォッチメン ミニッツメン/シルク・スペクター』 ☆☆☆★『ミニッツメン』☆☆☆☆ ミニッツメンって、民兵って意味だったのね…。もちろん終末時計とのダブルミーニングだろうが…。 絵はポンチ絵みたいなのだが、背景やパースもしっかりしているし、…

『まけた側の良兵器集』☆☆☆☆☆元が同人誌だけあって、内容も文字も濃い(小さい文字級数で詰め込まれている)! エッセイマンガ的な導入では、自虐ネタが多い(というか、毎回作者が殺されるというオチ。マンネリと見るかお約束とみるか…)。 この作者、若い…

『宗像教授伝奇考(1)』 ☆☆☆☆伝奇SFで1話完結というのが凄い。しかも長期連載なのだ。『白き翼 鉄の星』☆☆☆ 羽衣/天女伝説と多々良民族の融合は面白いが、前後編でやるほどのものかな…?多々良(製鉄)絡みのエピソードは面白かったが、天女伝説のほうが…

ニューハーフ絡みのネタが多すぎて鬱陶しかったこともあり、ターボで読んだ。 『ビートレス』(これも同じく月間「ニュータイプ」連載だ)『新世界より』『ねじまき少女』あたりが好きな人なら楽しめるだろう(私はどれも微妙だったので)。シャングリ・ラ池…

『カリストの脅威』アイザック・アシモフ ☆☆☆★初期作品集ということで、デビュー作から順に8作の短編が収められている。 作品の内容そのものは、作者自身が反省点も含めて書いてくれているので、改めて書くことはない。 デビューまでの経緯や半生が分かる、…

『戦国三好一族』今谷明 ☆☆☆★やや文章に小説的なところもあるので、気持ち読みやすい。ただし、似たような名前の人物ばかりなので人物把握が困難なのは相方(単に私=読者の勉強不足です)。「権力者といえども、徳政令を出さなければ、徴兵もままならぬのが…

村井哲之『コピー用紙の裏は使うな!』を読む 印象に残ったところ「蛍光灯の多くの機種によっては、1本を間引いても回路の関係で電流が流れてしまうものがあります。多少減ってもわずかなものです。」「まずは、用紙代の単価と月間で使っている枚数、コピー…