思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『怪異投込寺』 ☆☆☆☆再読『踏絵の軍師』☆☆☆★『怪異投込寺』☆☆☆★『獣人の獄』☆☆☆ 解説にあるように、本作のラストはある知識がないと、その魅力の半分も味わえない。『芍薬屋夫人』☆☆☆★『地獄太夫』☆☆☆☆

岩崎邦彦『引き算する勇気』を読む印象に残ったところ「第一は、顧客にとって価値があること(略) 第二は、独自性があること(略) 第三は、自社の専門性や独自の技術などを背景としていること(略) この3つの条件が重なる部分が、真の「強み」ということ…

小山昇『「儲かる仕組み」をつくりなさい』を読む印象に残ったところ「「強制されて行くレクリエーションや旅行なんて、社員にとっては楽しくないだろう」という疑問が湧くかもしれません。(略)ところが実際には、社員旅行参加者の満足度は非常に高いので…

『第3のビールは、なぜビールの味がするのか? 新ジャンルの味覚を作る技術』夏目幸明 ☆☆☆☆ 技術評論社副題の通りの内容。 そもそもビールはどうやって作るのか?海外とはどう事情が違うのか?発泡酒誕生の経緯とは?第3のビールと新ジャンル、さらにはノ…

「夢子、アイドルデビュー!?」と帯に書いてもおかしくない内容。 生徒会にアイドル志望がいて、彼女と対決する。 その内容は、テレビのバラエティ番組を模したもの、というから人を食っている。 夢子がアイドルのコスプレをしたり(これが似合ってないんだ)…

『芸能人はなぜ干されるのか』 ☆☆☆☆洋書(の翻訳)を読んでいるかのように、幅広く取材された力作。 要するに芸能界がいかにブラック企業ばかりなのかをジャーナリスティックに書いたもの。 一見、三流アングラ本のようだが、本書を読めば、そもそも大手マス…

「表向き恋愛を禁じ、内輪では関係者との関係を強要しているとすれば、もはや鬼畜の所業と言わざるを得ない」「レコード大賞の使命とは、芸能プロが売り出したい歌手に賞を獲らせ、TBSがある程度の視聴率を稼ぐということにすぎない」アメリカの芸能界はエー…

『ルパン三世』 ☆☆★全然期待はしてなかったけど、まあその通りだった。そもそも、この実写版に期待した人って誰もいないんじゃないだろうか? とりあえず画面(ルック)は香港映画くらいには良かった。ハリウッドには届いてないけど。照明とカメラがうまいの…

重複が多いなあ…。各所に書いた文章を集めたのかな? 25人のインタビューで、小高恵美のものが川北監督と並んで最も多い6ページ(他の人は大森監督でも4ページ、さらに他の人は2ページが普通なのに)というのがニクイ。ゴジラのマネジメント プロデュー…

『地球へ…(3)』 ☆☆☆★人類との共存、あるいは自らの存立を目指すミュウの行く末は? マザーコンピューター、そしてそれらが作られた目的と世界の実態は? ミュウの発生メカニズムとキース・アニアンの正体は? それらの謎が明らかになる、つまりは広げた風…

『アンタレスの夜明け』 ☆☆☆★やっぱり80年代SFはいいね! 本作の内容を紹介するには、ズバリ、『彷徨える艦隊』である。部下たちの操縦方法などのディテールこそないが、その他の設定は驚くほどそっくり。本作をリメイクしたのが『彷徨える艦隊』だ、と言っ…

冒頭の全身ローラースケート逃走が一番オリジナリティがあるってのはどうか? トレージャーハンターや欧米の世界各地のお宝強奪批判も入っている。 ジャッキー映画らしく、基本的には明るいタッチ。 ラストの白人VS支那人の女性同士のバトルは良かった。二人…

『デクストロ2接触』 ☆☆☆☆妙な邦題である。原題は『under heaven's bridge』で、なんと『古事記』の『天の浮き橋』から取っているのだ。 共著者のワトスンは東京教育大学の講師だったらしく、(小松左京か山田正紀あたり)日本人が書いたと言っても騙される…

アンチミステリとか、仮説を反証するとか、天邪鬼なことを期待して読んだが、なんだ、普通のミステリやん。その可能性はすでに考えた (講談社ノベルス)井上真偽 講談社 2015-09-09 大人の事情で考えると、長期戦で不足した終盤の軍資金を補填するための小遣…

『量子回廊』 ☆☆☆オススメは『夢見る葦笛』『星魂転生』『夜なのに』これ、凝っているというより、単純に小説としての体裁が整っていないだけでは?『紙片50』これは枝雀師匠のSRだね。

『三好長慶』天野忠之 ☆☆☆年齢が同じだからやっかむ訳ではないが、まず文章に記述の重複など、少々問題がある。校正・編集の責任と言えよう。 論文調なので、基本的に史実を列挙するスタイル。登場人物の説明は皆無で人名や固有名詞が出てくるので、人名から…

『スターウォーズ フォースの覚醒』 ☆☆☆☆ネタバレ注意!ラジオ『宇多丸のスターウォーズ特集』全六回での特に高橋ヨシキの氏の予想が大体合ってたはさすが。特に「カンティーナ風なのをやつてくれるんじゃないか」がズバリ的中したのは凄い。 冒頭は絶対に頭…

これは伝奇小説やな、やっぱり。 ジャパンタイムスの記事が実在するかどうかが、歴史小説または歴史ミステリーとの分かれ目かも。引用参考文献にジャンパンタイムスが載ってないので伝奇小説だとしたわけ。「坂本龍馬の暗号」殺人事件 下 (宝島社文庫 C な 2…