思考の遊戯・続

「雑読雑感」の管理人・レグルスの読書メモ、映画のネタバレ感想など

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

韓国人の呉氏と日下氏の対談。 そのへんの日本人より、はるかに日本文化に理解のある呉氏だが、石平氏と違うのは、呉氏はあくまでも優等生的というかジャーナリスト的に勉強している、というようなところだろうか。悪意をもって言うなら優秀なスパイのそれに…

毎回同じ登場人物が役割を変えて出てくるところは東野圭吾『名探偵の掟』と通じるところがある。 「人狼病の恐怖」のように元ネタを読んでいても構わないものもあるが、「覆面作家は二人もいらない」のようにさっぱりわからないものもある。 終盤になるほど…

シチュエーションパズルの攻防 珊瑚朗先生無頼控 (創元クライム・クラブ)竹内 真 東京創元社 2008-06

『人類を幸せにする国・日本』読了

井沢元彦 祥伝社新書 ☆☆★ 歴史作家の井沢元彦が書く現代日本文化論。 個人的には、日本の素晴らしさを説く本はたくさん読んでいるので、別に目新しいものはなかった。 が、そういう本を読んだことのない人には十分目からウロコの内容である。 ただ、新書の上…

『深泥丘奇談』読了

綾辻行人 メディアファクトリー ☆☆★ 主人公は、名言こそされていないが、作者・綾辻行人であることは誰でもわかるように書かれている。 が、別にメタミスというわけでもなく、単に作者の(土地的に)身近で不可思議事件が起きるのに書きやすいから、というだ…

変革への序章〈上〉 知性化の嵐〈1〉 (ハヤカワ文庫SF)デイヴィッド ブリン David Brin 早川書房 2001-09

今ようやく気がついたが、タイトルは「裸の王様」のもじりだったのね…。 大右翼(褒め言葉です)の渡部昇一が戦後の首相を順番に解説する、語り下ろしの大作。 …のように見えるが、ビジネス書の体裁でゆったりレイアウトしてあるため、ズンズン読み進められ…

郷愁という名の密室牧 薩次 小学館 2010-10-26

巻末の著作リストを見ると、もの凄いペースで本を書いているのに驚く。 西村京太郎や赤川次郎なみに書き散らかしているといっていいほどだ。まあそれはともかく、日本書紀が書かれて以前、日本列島はどうなっていたのか、それが明らかにされている。 確かに…

GHQ焚書図書開封4 「国体」論と現代西尾 幹二 徳間書店 2010-07-27

情報亡国の危機 インテリジェンス・リテラシーのすすめ中西 輝政 東洋経済新報社 2010-09-23

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))山本 七平 文藝春秋 1983-10

数学に関するエッセイ集。 半分くらいは数学クイズ、という感じである。(本のうち、後半1/4くらいはクイズの解答・補足編という構成になっている)計算とかが面倒くさい人は、パラパラと眺めているだけでもそこそこ楽しめる。 興味深かったのは、0.999...が…

意外と類書との重複も少なく、新味があった。これで500円はお買い得だろう。本線と支線の違いや、JR四国には支線がひとつもない、というあたりは面白かった。(JR四国は、客にとっては本も支もない、という考えで統一したらしい)ただ、ガイド的な記事で…

高校の文芸部だった主人公たちと、その後を描いた作品。 法月綸太郎や折原一などを思わせるテイストだが、 あれこれ推理したり、ラストの余韻などは、 いかにも西澤保彦(<タック>シリーズなど)な仕上がり。敢えて作中でツッコミがあるが、 なぜこんなカ…

ブレイク ブレイド 1巻 (Flex Comix)吉永 裕ノ介 ソフトバンク クリエイティブ 2007-04-10樹環惑星――ダイビング・オパリア―― (徳間文庫)伊野 隆之 奥瀬 サキ 徳間書店 2010-11-05

封印の昭和史 戦後50年自虐の終焉小室 直樹 渡部 昇一 徳間書店 1995-08

バーでヤクドシトリオと東子さんが懐メロ話をしながら(するのはトリオだけだが)、東子さんがトリオからのボケ&ツッコミをかわしながら神話にからめた謎解きをするシリーズ。 80年代までの懐かしいネタの数々は、今回はジャンルを限定していないので、「科…

『シンギュラリティ・コンクェスト』読了

山口優 ☆☆☆★ 徳間文庫 私より5歳も歳下ながら、東大大学院卒の新人作家の作品。(これだけ高学歴のSF作家は日本では珍しい?) 宇宙が紫色になるという魅力的な導入や、人間の主人公がイスラエルの女軍人であるなど、掴みはばっちり。 だが、量子コンピュー…

開始封印の昭和史 戦後50年自虐の終焉小室 直樹 渡部 昇一 徳間書店 1995-08開始今宵、バーで謎解きを (カッパ・ノベルス)鯨 統一郎 光文社 2010-04-20言っていることは理解できるものの、あまりにも抽象的(捨象的)すぎて、どうもピンとこない。もうちょっ…

そんなに期待していなかったせいか、かなり面白く感じた。 いきなりエイリアンと同居している、という潔さ(ファーストコンタクトをまったく描かない)のも面白い。 ただ、同居といっても『幼年期の終わり』的な(ビジュアルイメージはまさにそれだが)もの…

原作のもつイギリス人らしいユーモア感覚を、それなりにうまく映画化していると思う。 特撮も『スター・ウォーズ』プリークウェルのようなミニチュア、着ぐるみをうまく使っているが、CGの宇宙船や背景など、もっとチープなほうが原作のある種のバカバカしさ…

原作はアメコミらしく、マンガの構図を正確に再現したのがウリらしい。(『20世紀少年』と同じ?) 原作についての知識は皆無なので、そのへんとか、登場するヒーローがアメリカで実在するものなのか、作中で作られたものなのかは不明。どちらにしても、スー…